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【2024.12.02配信】#21(ゲスト:野木亜紀子さん)公開中!【2024.12.02配信】#21(ゲスト:野木亜紀子さん)公開中!【2024.12.02配信】#21(ゲスト:野木亜紀子さん)公開中!【2024.12.02配信】#21(ゲスト:野木亜紀子さん)公開中!【2024.12.02配信】#21(ゲスト:野木亜紀子さん)公開中!
【 目次 】
#22
日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』脚本での苦労
- Update:
- 2024.12.02
野木亜紀子、脚本家。主な脚色作品にドラマ「重版出来!」「逃げるは恥だが役に立つ」、映画「アイアムアヒーロー」「罪の声」「カラオケ行こ!」など。オリジナル作品にドラマ「アンナチュラル」「獣になれない私たち」「コタキ兄弟と四苦八苦」「MIU404」「フェンス」など。2024年、「アンナチュラル」「MIU404」の続編にあたる映画「ラストマイル」公開、日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」放送。
野木亜紀子 脚本家
- ゲストコメント
- 私の過去のインタビューや雑文をすべて読み尽くしていることが林さんからビンビンに伝わりました。勉強熱心だからこその敏腕編集者なんでしょうね。それにしても、こんな身も蓋もない話ばかりでよかったのだろうか。今度は漫画の話をしたいなあ。
イナズマフラッシュの収録レポートをお届けする本ページ。 引き続きゲストとして、脚本家 野木亜紀子さんをお招きした、#22収録の様子を紹介します。 約一ヶ月の期間があき、今回から収録2回目へ突入。これまでの配信を受けて、リスナーの皆さまから頂いたメッセージの紹介からスタートしていきます。 ちなみに先日から、番組内でメッセージを紹介された方には、完成したばかりのステッカーをプレゼントしています。ぜひこのHP内のメッセージフォームからお送りください! 今回は「野木さんのインプット方法は?」という質問。 基本的なドラマ・映画はもちろん、小説・舞台・ニュースなどをチェック。フィクションに関しては作り手目線になってしまうことも良く聞くパターンですが、野木さんは楽しめるタイプとのこと。また、映画などのフィクションに関しては学生時代に「ものすごく」観ていたことが蓄積になっているそうです。 林さんも興味津々のテーマである野木さんのインプットに関しては、次回以降も聞いていきますのでお楽しみに。 そんな流れから、お話はドラマの話数についてへと展開していきます。 海外の配信ドラマが長すぎて、なかなか見る時間が取れないという問題。特にアメリカのドラマは人気があるうちは長く続いていくというのが一般的です。『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』(シーズン20)『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』(シーズン22)など、レンタルDVDの時代から続く作品が未だにシリーズを更新していることからも、そのカルチャーが見て取れます。 一方で、例えば『イカゲーム』などが挙げられるリミテッドシリーズと呼ばれる形態は8話。観やすいかなと思いきや、これはちょっと短いと思うと野木さん。10話、一昔前は12話で一括りにされることも多かった日本の連続ドラマ。理想の話数については、まだまだ議論のしがいがありそうです。 続いて現在放送中の、TBS系 日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』のお話へ。 1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、どこか閉塞感が漂う現代の東京を舞台とした本作。 1955年と近現代とはいえ、野木さん史上初めての時代物であり、時代考証という、作品内に登場する衣装や小道具、言葉遣いや作法などが、取り扱う時代に沿っているのか考証する必要が生まれます。 ちなみに、連続テレビ小説や大河ドラマを扱っているNHKでは、ディレクターたちが長い期間をかけて取材をし、錚々たる考証のプロたちが集まってじっくりと時代考証を進めていくそう。 端島の取材や時代への理解を進めるにあたり、1人では難しいと感じた野木さんは、NHKの人に取材のやり方を取材。『いだてん〜東京オリムピック噺〜』にて取材などを担当した渡辺直樹さんを紹介され、そこからおなじく『いだてん』繋がりで長崎県出身の林啓史さんと共に取材をおこなっていくことに。 実際に端島に住んでいたご高齢の方への取材も、地元出身の林啓史さんが入ることで、かなり取材しやすくなったと野木さん。2人で激論を交わしながら、手を尽くして取材を進めていき、シナリオを作っていったそうです。 また、映像作りに関しても制作秘話を頂きました。 企画が立ち上がった段階から、定期的にCGチームと美術チームと塚原あゆ子監督が綿密に打ち合わせを重ねます。大規模な予算とスケジュールがある場合、ブルーバックで撮影した後にCGを作って当てはめていくパターンが多い中、今回はCGを先に作るアプローチを取ったそうです。 「現場からはあの脚本家が勝手なこと書きやがってと思われてる」とおっしゃる野木さんでしたが、現場が総力を尽くして野木さんの脚本を更に良いものにしていこう、という姿勢の結晶とも言える作り方だなと個人的には感じました。 新春スペシャルドラマ 『スロウトレイン』のお話も出たところで、第22回はお時間に。次回は野木さんのお話はもちろん、林さんのMANGA APARTMENT VUYに関するお話も! ぜひAmazon Musicとこのホームページでお楽しみください。
「林士平のイナズマフラッシュ」は、番組ホストの林士平が毎回ジャンルを超えた多彩なゲストを招き、ヒット作品の舞台裏や、次に作りたいもの、ヒットしそうなもの、現在の仕事につくまでの歴史や、価値観、興味関心など、もの作りにまつわるあらゆる事象についてゲストとじっくりと語り合うポッドキャスト番組です。稀代の編集者だからこそ見える視点から、ゲストとなら実現できそうな企画について深堀りし、そこで生まれたアイディアを熟成させていく、これまでにない新しい形を模索していきます!
- 番組を彩る豪華クリエイター陣にも注目!
- 音楽(オープニングテーマ、エンディングテーマ、ジングル)は、「チェンソーマン」や「ダンダダン」のアニメで劇伴を担当した牛尾憲輔(agraph)が担当。 メインビジュアルは『SPY×FAMILY』作者の遠藤達哉が直筆のイラストの描き下ろし!そして、プロデューサー/ディレクターは数々のラジオ番組を手掛け、 「オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム」の製作総指揮、石井玄が担当します。
林士平
林 士平(りん・しへい)漫画編集者。2006年、株式会社集英社に入社。「月刊少年ジャンプ」「ジャンプSQ.」の編集者を歴任し、現在は株式会社ミックスグリーン代表取締役・「少年ジャンプ+」編集部員。現在連載中の担当作品は『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』『HEART GEAR』『ダンダダン』『幼稚園WARS』『BEAT&MOTION』『ケントゥリア』『おぼろとまち』『さらしもの』『クニゲイ~大國大学藝術学部映画学科~』。過去の立ち上げ作品は『青の祓魔師』『この音とまれ!』『ファイアパンチ』『怪物事変』『左ききのエレン』『地獄楽』『カッコカワイイ宣言!』『ルックバック』『さよなら絵梨』他多数。また、アニメ・舞台・イベントの監修やプロデュース、アプリ『World Maker』企画なども手掛けている。
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- 次回配信日
- 12月9日