#17 糸井さんが林さんに提案「1万円でほぼ日と顧問契約」
- Update:
- 2024.10.28
糸井重里 ほぼ日代表
- Update:
- 2024.10.28
ほぼ日代表 糸井重里(いとい・しげさと)。コピーライターとして一世を風靡し、作詞や文筆、ゲーム制作など、幅広く多彩に活躍。1998年にスタートしたウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」では、『ほぼ日手帳』をはじめ『ほぼ日のアースボール』『ほぼ日の學校』など様々なコンテンツの企画、開発を手掛ける。
イナズマフラッシュの収録レポートをお届けする本ページ。
引き続きゲストとして、ほぼ日代表 糸井重里さんをお招きした、#17収録の様子を紹介します。
2ヶ月間にわたって配信された糸井さんゲスト回も今回で最後となります…!
津田さんゲスト回の時もそうでしたが、最後の収録が始まる前は少しだけ寂しい雰囲気に。
この番組の対談の濃密さを表しているのかもしれません。
糸井さんは天狗になった瞬間ってありますか?という林さんの質問から、糸井さんの仕事への向き合い方を聞いていきます。
賞を取っても大きな仕事をした後でも、糸井さんいわく、一番肩で風切らない男だったとのこと。一方で、役割として「偉いということになっている人」が決めてあげないといけない場面もある、というなんとも糸井さんらしい表現で社長としての立ち回り方のお話を頂きました。
行動や会話から糸井さんらしさ、漫画で言うところの作家性が会社にも波及していっているのかも、と林さん。
株式会社ほぼ日が、行動指針として表しているのが「やさしく、つよく、おもしろく。」という言葉。
「おもしろく」が自分たちの強み。「やさしく」が前提。「つよく」は人を助けられるように。
「人間は助け合う生き物」という言葉を良く聞きますが、実際にホモ・サピエンスが生き延びた理由の一つとして高いコミュニケーション能力による、集団生活の維持が挙げられるそうです。
また、糸井さんからは論語のお話も飛び出しました。紀元前500年には、すでに人間の本質について書かれている書があり、現代の我々が読んでも納得できる内容も多くあります。人間という生き物は時代によって大きく環境や価値観が変化してきましたが、根っこの部分はそれほど変わっていないのかもしれません。
この番組のテーマでもある、クリエイター同士のアウトプット。なんと今回は糸井さんから「お互いに1万円の顧問契約」というアイデアを頂きました。
お互いの会社の顧問になり、何かあった時に相談できる関係になる。口約束ではなくしっかりと契約を結んだうえで、報酬としての対価は求めない関係性。糸井さんがこれから漫画で実現していきたいアイデアも、林さんが顧問としてしっかりと相談に乗ることができます。林さんからも、ほぼ日手帳を使っていた経験から、いま手書きでメモを取るためのノートや新しいアウトプットをしたいとの声が。
ということで、収録中に顧問契約が決まるPodcastとなりました! いきなりの展開となりましたが、#16でもあった会社という形態を取っているからこそ出来る、一種の「遊び」。これから始まる、林さんと糸井さんのコラボに注目です。
ちなみにこれとは関係なく既にコラボが発生中。TVアニメ『SPY×FAMILY』をイメージした2025年版ほぼ日手帳が登場しています! ほぼ日の公式サイトはじめ各種ECサイトなどで購入できるそうなので、気になった方は検索してみてください。
今回もエンディングには番組プロデューサーの石井さんが登場。
前半の四回は朝ドラのプロットを聞いているかのような、まさに「糸井重里物語」。日本のパワフルだった昭和から現代に至るまで、クリエイティブで居続ける糸井さんのお話は、時代を超えて語り継がれていくことになるでしょう。
後半は今回もそうだったように、時代や場所を超えた様々なトピックから、人間の本質的な部分に至るまで深いお話を頂きました。Podcastという、会議でもなく食事会でもない、ただ語るために特化された空間だからこそ生まれた会話がたくさんあったと思います。個人的に何度も聴き直すことになりそうです。
そして、次回のゲストが発表となります…!
映画やドラマの脚本のほか、オリジナルドラマ『アンナチュラル』『MIU404』などヒット作品を手掛ける、脚本家の野木亜紀子さんです!
今年2024年公開された映画『ラストマイル』は、その世界観を共通させた物語が大きな話題を呼び、興行収入も50億円を突破。まさに大ヒット作となりました。
野木さんの脚本家としてのキャリアから、最新作の裏話までたっぷりとお話を聞きつつ、林さんとの漫画やアニメの話はかなり深いところまで突っ込みながら進んでいきました。ご期待ください!
ぜひAmazon Musicとこのホームページでお楽しみください。