#31 「選ぶ際のこだわりは?」「何度も読み返したくなる作品は?」林士平×風間俊介が「漫画」の魅力をトコトン語る

Update:
2025.02.10

風間俊介 俳優

Update:
2025.02.10

風間俊介(かざま・しゅんすけ)、俳優。1983年東京都生まれ。1997年より芸能活動をスタート。99年にドラマ『3年B組金八先生』に出演し、注目を集める。『それでも、生きてゆく』(2011年)、NHK連続テレビ小説『純と愛』(2012年)、『初恋、ざらり』(2023年)など出演作多数。声優としてアニメ「遊☆戯☆王」シリーズの主人公・武藤遊戯役などに出演。2018年より『ZIP!』(日本テレビ系)で月曜パーソナリティーを務め、現在、「それでも俺は、妻としたい」(テレビ大阪・BSテレ東)、「警視庁麻薬取締役課 MOGURA」(ABEMA)に出演中。3月から、舞台「フロイスーその死、書き残さずー」(こまつ座)に出演予定。

収録レポート

イナズマフラッシュの収録レポートをお届けする本ページ。

 

引き続きゲストとして、俳優の風間俊介さんをお招きした、#31収録の様子を紹介します。

初回収録から年越しをまたぎ、時間を空けて2回目の収録へと突入していく、イナズマフラッシュ。

 

今回は風間さん約3年ぶりの単独主演となる舞台で、林さんが観劇に行かれた舞台『モンスター』のお話からスタート。

 

『モンスター』は、家族から十分な愛情を受けられず社会に問題児として扱われる生徒と、かつての華やかな職場から逃れ、自分自身も深い問題を抱える新人教師との対峙を軸に、大人の子育てと責任、未成年の反社会的な行動といった、教育・家族関係を鋭く表現した物語です。

 

シンプルな舞台美術と少人数のキャストで構成されながら、客席全体を包み込む圧倒的な緊張感。大阪、水戸、福岡と全国をまわり、風間さんの2024年最後の仕事として挑まれた大千秋楽は東京新国立劇場。劇場の素晴らしさも相まって、「これぞ演劇というめちゃくちゃ良いもの観れた」と感慨に浸る林さんでした。

そんな舞台のお話から、今回も風間さんから林さんへ「漫画原作の舞台化、2.5次元についてどう感じてますか?」という逆質問が飛びます。

 

作品の世界観や一般的ではないキャラクターを表現する都合上、感覚的に漫画とマッチするのは、いわゆる2.5次元の舞台が多い、と林さん。その中でも最近驚いたというのが『昭和元禄落語心中』のミュージカル化。

 

雲田はるこ先生による作品で、TVアニメも大きな話題を呼んだ落語漫画である『昭和元禄落語心中』。作品内では落語をするシーンはもちろんありますが、これをミュージカルにするとなると、どのように表現しているのか気になっている様子の林さんでした。

 

東急シアターオーブにて2月28日から上演される予定となっているので、気になった方はぜひ観劇して感想を番組に送ってください!

 

風間さんからは、漫画原作の作品に出演する際の心持ちについて教えて頂きました。原作を愛している人たちにも見てもらいたいからこそ、原作のキャラクターをできる限り忠実に再現したい。一方で、原作で描かれていた光景、天気、季節を全て再現するのは困難という現実も。昔の作品であればあるほど、設定やキャラクター性を現代に合わせて調整する必要もあり、更に難易度は高くなりそうです。

そして2回目の収録となる今回からは、リスナーの皆さまから頂いたメッセージを紹介させて頂きました。

 

なお、番組内でメッセージを紹介された方には、番組オリジナルステッカーをプレゼントしています。ぜひHP内のメッセージフォームからお送りください。

 

今回は「風間さんが読む漫画を選ぶ時のキッカケは?」という質問。物語のあらすじを見て読みたいと思う場合と表紙に心を奪われたジャケ買いパターンの2種類があるとのことですが、最近はアプリのレコメンド機能などから見つけることも多いとか。

 

更に読み返したい漫画についての話題も。風間さんは、人生をかけて「これが私の本棚です!」というのを完成させてから、この世を去りたいという想いがあり、愛すべき漫画は山ほどあるというのは前提としつつ、自分を造形する3作品を教えて頂きました。本編で詳細に紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

漫画を読む体力は落ちていかないという話題から、お話は漫画喫茶についてへと展開していきます。

 

学生時代、自転車通学だった林さんは、よく同級生の流れに逆行して自転車を走らせ、学校をサボって漫画喫茶へ向かっていたそう。今と比べると、昔の漫画喫茶はお店側の趣味嗜好が漫画のラインナップにも反映されており、一味違ったラインナップのお店もありました。

 

わざわざ漫画喫茶に行かなくても、スマートフォンから世界中の漫画にアクセスが可能になった時代となった現代。漫画喫茶自体の数も減ってきているそうですが、「漫画を読みに行く」という明確な目的のもと、お店に向かいゴソッと漫画をブースに持ち込むあの漫画喫茶の体験は、魅力的なものであり続けている気がします。

 

漫画図書館のお話なども出た第31回はあっという間にお時間に。次回はスーパーファミコンからSteam Deckまで、ゲームの話題で白熱する二人をお届けします。

 

ぜひ番組とこのホームページでお楽しみください。