#80 AIが作ったコンテンツはどうでもいい
- Update:
- 2026.03.02
TaiTan ラッパー


- Update:
- 2026.03.02
1993年生まれ。「Dos Monos」のラッパー。クリエイティブディレクターとしても活動し、¥0の雑誌「magazineⅱ」やテレビ東京停波帯ジャック番組「蓋」、音を出さなければ全商品盗めるショップ「盗」、Shureとのスニーカー「IGNITE the Podcasters」のほか、ロッテのウェルネスブランド「THE DAY」なども手がける。ポッドキャスト番組「奇奇怪怪」やTBSラジオ「脳盗」ではパーソナリティもつとめる。
イナズマフラッシュの収録レポートをお届けする本ページ。
今回は番組9人目のゲストとして、ラッパーでクリエイティブディレクターのTaiTanさんをお招きして録音された、#80収録の様子をご紹介します。

今回はリスナーさんから頂いた「TaiTanさんの最近気になっている人は?」という質問からスタート。これに対しTaiTanさんが挙げたのは、ゲーム『SILENT HILL f』関連で注目を集めた女優・加藤小夏さんでした。作品(ゲーム)の主人公を務めた本人が、発売日に「自分のゲームをプレイします」と実況チャンネルを立ち上げ、短期間で一気に伸びる、という現代を象徴するようなエピソード。
また、ゲーム実況というコンテンツが持つ、ある種のリアリティショー的な側面が、一人芝居のような身体表現として作用していたというのもポイント。女優である加藤さんが、女優:加藤小夏として、自分がモデルのキャラクターを操作している、というのはかなり入り組んだ構造です。
これからも俳優✕ゲーム実況のように、様々なクリエイターや職種の人たちが、新しい形でのプロモーションや、世の中に認知されるための見たことがないような施策がドンドン出てくるかもしれません。
「ゲーム実況」という、一大ジャンルについてお話は展開。ゲームして投稿するだけ、と言えば制作コストは低く感じますが、実際はプレイ時間も編集時間も青天井。特にライブ配信での長尺配信も含めると、他のジャンルとは制作コストに対する考え方から大きく違いそうです。
さらに「ラジオの敵は、実はゲーム実況とかになっている」というお話も。ずっと流れていて、日常に寄り添っているメディアがラジオでしたが、近年では雑談配信や食事配信など、まさに生活の伴走メディアとして、実況コンテンツが多くの注目を集めています。
最近では、勉強している様子を配信する勉強配信、ベッドに横たわっている様子を配信する睡眠配信など、ジャンルは広がり続ける一方。寝ているだけで成立する、という極端さは文字で見ると異常ですが、寝落ち配信など一度は見たことのある人も多いのではないでしょうか。
TaiTanさんは、聴いている内容ではなく、流れていることが重要で、それはクラシカルなラジオの魅力に近いと分析します。人間はやはり、生身の人間を求めているのでしょうか。

そんなお話から、中盤はAIの話へ。AIで作られたものはどんなにクオリティが高くてもどうでもいいと感じてしまう、という実感が語られつつ、そこに刺さる反例として、海外のTikTokクリエイターであるkhaby.lameが自分の動きのデータをファンドに売ったというエピソードが出てきます。
人間味のようなものも徐々にAIに学習されていくと考えられる中で、人間らしさはどう変容していくのか。そうなった時に人間が最後に欲望するものとは?
TaiTanさんは、AIや真偽不明の情報が増えるほど、人は「噂」「口コミ」「リアルな場」に寄っていくんじゃないか、と予想。スケールしない弱点はありつつも、小さなコミュニティの価値が大きく向上していくのではないかと語ります。『品品団地』が団地である理由もここに繋がってくるのです。

小さなコミュニティといえば、会社もそのひとつ。経営とチームの話。膨らまざるを得ない局面、嫌われたくない本音、そこでどうフィードバックするか。TaiTanさんはお姉さんがマネージャー的役割を担っていることで、信頼と物語がバックボーンを支えてくれているとのこと。
また、会社のブランドに関してはTaiTanさん個人から少しずつ離れつつ「次に何をやるのか楽しみにされるチーム」を作っていきたいと教えて頂きました。一方で、林さんからはTaiTanさんに会社のプロデュースのお願いが。どうやら次の一手を考えている様子の林さん。人生の三回転目と語るネクストトライについては、次回以降しっかりとお聞きしていきます。
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