#25 野木亜紀子×林士平で世界と戦えるエンタメを作るなら?
- Update:
- 2024.12.23
野木亜紀子 脚本家
- Update:
- 2024.12.23
野木亜紀子、脚本家。主な脚色作品にドラマ「重版出来!」「逃げるは恥だが役に立つ」、映画「アイアムアヒーロー」「罪の声」「カラオケ行こ!」など。オリジナル作品にドラマ「アンナチュラル」「獣になれない私たち」「コタキ兄弟と四苦八苦」「MIU404」「フェンス」など。2024年、「アンナチュラル」「MIU404」の続編にあたる映画「ラストマイル」公開、日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」放送。
イナズマフラッシュの収録レポートをお届けする本ページ。
引き続きゲストとして、脚本家 野木亜紀子さんをお招きした、#25収録の様子を紹介します。
全8回にわたってお送りしてきた野木さんとの対談も今回が最後。
「お二人が何かを作るとしたら、どんなエンタメを作りますか?」という質問からスタート。番組のコンセプトでもある、コラボレーションやアウトプットに関する話題に。
昔は漫画家になりたかったという野木さん。一方で、自分が好きな読みたい漫画は自分には考えつかない漫画であり、自分が考えた漫画にはそれほど興味が無いとのこと。
映像作品では、脚本を仕上げたところから、監督による演出や役者さんのお芝居、撮影やライティングなど様々な要素が追加されて、1つの作品となります。糸井さん回でも話されましたが、この全てを1人が担う漫画は、クリエイティブとして異質なものなのかもしれません。
そんな流れから、野木さんから「林さん、原案考えてください」とのリクエストを頂きました。野木さんが思わず書きたくなる、「見たこと無い」企画。さっそく林さんは会社の社員と考えると意気込んでいました。
実際に後日、野木さんのこれまでの作品のジャンルやテーマを書き出し、企画会議を行ったとの噂も耳にしました。林さんのフットワークの軽さと実行力。10作品を担当しつつ、MANGA APARTMENT VUYの寮長として活動しながら、新人発掘をやりつつ、この企画会議を実施。
改めてトップランナーとして走り続ける林さんの凄みを感じました。私たちが思っているより、ずっと早く2人のコラボは実現するかもしれません。
スケジュールや締切についての話題から、テレビドラマ、アニメ業界の昨今の風潮についても語られました。様々なプラットフォームや配信形態の変化により、作品数が爆発的に増えている現代。一方で枠は増えても、全体の予算規模は増えず、全体が自転車操業になってしまっているという問題も抱えています。
ドラマに関しては、アニメとはまた違い、制作予算が安くても若手がチャレンジできるような枠を作ることができるはずと野木さん。少子化などの影響もあるはずですが、コンクール自体の応募数も減っている脚本家という職業。もっと様々な才能を持った書き手たちが、発掘されることを願いましょう。
最後には「しっかり食べてしっかり寝る」という人間の本質に至る展開に。どんなクリエイティブやアウトプットも身体が資本。忙しすぎるお二人ですが、これからもどうか、健康で長きに渡って私たちを楽しませて頂けたら嬉しい限りですね。
そんな野木さんが脚本を務める、新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』が1月2日、夜9時より放送されます。主演は松たか子さん。お正月に見たい、のんびりとした平和な大人のドラマになっているそう。自分も、年末年始は野木さん作品に浸って過ごそうと思います!
エンディングでは、おなじみとなった番組プロデューサーの石井さんが登場。
林さん原案のドラマと野木さんのコラボレーションという、非常にワクワクするアイデア。まさに夢のような作品を番組から創り出すことが出来るかもしれません。
7月に産声をあげた「林士平のイナズマフラッシュ」、2024年の更新は今回がラストに。間違いなくトップランナーである3人の超豪華ゲストをお迎えして、クリエイティブに関する話題から、健康に関する話題まで幅広くお届けしてまいりました。
次回更新は年明けの1月6日、#9以来の林さん1人回をお届けします。このホームページからメッセージを送ることができますので、質問や感想メールなどドシドシお送りください! なお、番組内で紹介した方にはステッカーをプレゼント中です。ご希望の方はメッセージに住所と電話番号をお忘れなく!
(街なかでステッカーを貼っている人を見かけたら、林さんが話しかけに行くそうです。林さんと話してみたい方は目立つ位置に番組ステッカーを貼りましょう!)
そして次のゲストが発表となりました。
テレビドラマ・映画・演劇など俳優としてはもちろん、バラエティなどでも活躍中の風間俊介さんです!
津田健次郎さんゲスト回でもお話にあがりましたが、林さんとは昔からの仲である一方、お仕事として一緒になるのは今回が初めて。
風間さんのこれまでのキャリアや俳優としての想いなども聞きつつ、逆に林さんの漫画への考えを漫画好きの風間さんがドンドン深ぼっていく展開も。配信まで少し時間が空きますが、ご期待ください!
ぜひ番組とこのホームページでお楽しみください。